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原子間力顕微鏡(AFM)の価格は、多くのメーカーが見積もりを取る形を採用していますが、一般的に、スペックの高いものが価格も高くなる傾向にあります。原子間力顕微鏡(AFM)の価格について解説しています。
原子間力顕微鏡(AFM)は、シンプルな作りのものから、多彩な機能を搭載したハイスペックなものまでさまざまな種類があります。日常的な業務に対応した基本性能搭載の原子間力顕微鏡(AFM)はもちろん、大きなサンプルにも対応できるもの、秒単位の高速スキャニングができるもの、液中やガス中でも使用できるものなど、研究や業務に応じた機能を持ったものを選ぶことができます。一般的に、スペックの高い原子間力顕微鏡(AFM)が、価格も高い傾向にあるようです。
シンプルな原子間力顕微鏡(AFM)であれば、500万円から購入できるものもありますが、最高級のハイエンドモデルの場合、数千万円以上になるものもあります。
原子間力顕微鏡(AFM)の価格に関わってくるのは以下の要素です。
原子間力顕微鏡(AFM)の価格について明示しているところは少なく、見積もりを依頼して提示してもらうという形をとっているメーカーが大半なので、気になる原子間力顕微鏡(AFM)あれば、問い合わせをして見積もりを出してもらうといいでしょう。
どのような原子間力顕微鏡(AFM)を購入すべきかは、使用目的や要件などによります。そこを踏まえた上で、ニーズに合った機器とオプションを選ぶことが重要です。
メーカーによっては、原子間力顕微鏡(AFM)の購入予算や使用・研究目的に応じて、最適なシステム構成を提案してくれるところもあります。予算にも柔軟に対応してくれるケースもあるので、どの原子間力顕微鏡(AFM)を選んだらいいのかわからないという場合、まずは各メーカーに問い合わせてみましょう。
原子間力顕微鏡(AFM)のパーツのひとつであるカンチレバーは、材質や表面コーティング、対応できる試料、測定モード、適応モードなどによって価格が異なります。安いものでおよそ3万円(5~10本入り)程度から、高いものになると数十万円になるものもあります。
そのほか、原子間力顕微鏡(AFM)の観察用基板などに使用されるHOPG(高配向性黒鉛)基板は、数万円を超えるものもあります。 原子間力顕微鏡(AFM)の校正や評価に使用できる校正用グレーティングとテスト用サンプルにかかる費用も加味して検討しましょう。
国際的に認知され、世界中の研究施設や企業で広く使用されている原子間力顕微鏡(AFM)は、高品質で信頼性が高い証明となります。
そのため、海外拠点を多数持ち、手厚いメンテナンスやサポート体制をもつメーカーを選ぶことは重要です。
ここでは海外拠点が多く、公式HPにサービスやサポートについて記載されているメーカーの原子間力顕微鏡(AFM)をセレクト。次の3製品を、導入のご参考にチェックしてみてください。
【選定基準】
2023年10月20日時点、Google検索で「原子間力顕微鏡 メーカー」で検索結果100位までに表示された会社と、「AFM メーカー」で検索結果100位までに表示された会社、合計22社を調査。その中から、原子間力顕微鏡(AFM)の取り扱いがあり、サービスやサポートについて公式HPに明記しており、海外拠点数が多い大手グローバル企業3社をピックアップ。