イギリスで創業したオックスフォード・インストゥルメンツ株式会社が運営する原子間力顕微鏡(AFM)事業部「アサイラム・リサーチ」。同社が展開するAFMの中から、当ページでは代表的な2機種をピックアップし、それぞれの特徴をご紹介しています。
アサイラム・リサーチが展開している3シリーズの原子間力顕微鏡(AFM)の中から、「Cypher S」と「Jupiter XR」の2機種をご紹介します。大型試料を対象にした「Jupiter XR」は、日本でも大手企業が導入している機種となります。
なお、アサイラム・リサーチのAFMを購入した企業等に対しては、一般的なカスタマーサポートとは別途で、担当者に向けたトレーニングを提供する「サポートおよびサービス契約」も用意しています。
アサイラム・リサーチがリリースするCyphe AFMファミリーの中でも、ベースモデルと位置づけられている「Cypher S」。Cypher Sは業界初の高速スキャニングモデルで、またCyphe AFMファミリーは全測定モードに対応したフル機能搭載高速スキャニングAFMとして展開しています。
Cypher Sは、とりわけ材料科学とライフサイエンスの両分野において、液中とガス中のデータ測定に適した機種。購入後、環境制御機能や超高速イメージング機能などを追加するアップグレードも可能です。
大型試料に対応する原子力間顕微鏡「Jupiter XR」。原子・分子レベルの超高分解能、高速スキャン機能、広域スキャン機能を搭載した基本性能の高い機種として信頼を集めています(スキャナの交換不要)。
堅牢さが特徴の最新設計をベースに、独自技術の「blue Drive 光熱励振タッピング」を標準搭載することで、長時間にわたって安定的な微小振幅を維持することが可能。データの安定性や再現性を向上させ、かつTipの摩耗を大幅に低減させます。ナノラフネス粗さ測定では、15時間1,000枚という連続測定が可能。
アサイラム・リサーチは、1959年にイギリスで創業したオックスフォード・インストゥルメンツが展開している一事業部。同社は、国公立・民間の研究開発機関や半導体デバイスメーカー、電子顕微鏡メーカーなどを主要取引先とし、科学研究半導体プロセス装置、分析機器の輸入販売・修理・買取などの事業を行う企業です。
原子力間顕微鏡(AFM)については、分野や用途に応じて上記2機種に「MFP-3D Family」を加えた計3機種をラインナップ。国内ではENEOS株式会社や帝人株式会社など多くの大手企業が、アサイラム・リサーチの原子力間顕微鏡(AFM)を導入しています。
本社所在地 | 東京都品川区北品川5-1-18 |
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電話番号 | 03-4510-3522(オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社アサイラム・リサーチ事業部) |
公式URL | https://afm.oxinst.jp/ |
国際的に認知され、世界中の研究施設や企業で広く使用されている原子間力顕微鏡(AFM)は、高品質で信頼性が高い証明となります。
そのため、海外拠点を多数持ち、手厚いメンテナンスやサポート体制をもつメーカーを選ぶことは重要です。
ここでは海外拠点が多く、公式HPにサービスやサポートについて記載されているメーカーの原子間力顕微鏡(AFM)をセレクト。次の3製品を、導入のご参考にチェックしてみてください。
【選定基準】
2023年10月20日時点、Google検索で「原子間力顕微鏡 メーカー」で検索結果100位までに表示された会社と、「AFM メーカー」で検索結果100位までに表示された会社、合計22社を調査。その中から、原子間力顕微鏡(AFM)の取り扱いがあり、サービスやサポートについて公式HPに明記しており、海外拠点数が多い大手グローバル企業3社をピックアップ。