こちらの記事では、フランスに拠点を置くCSInstrumentsが製造している原子間力顕微鏡「Nano-Observer(ナノオブザーバー)」を紹介します。製品の特徴やスペック、また企業の特徴もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ここでは、CSInstrumentsが製造している原子間力顕微鏡(AFM)をご紹介します。同社が製造している原子間力顕微鏡には「Nano-Observer(ナノオブザーバー)」と呼ばれる製品がありますが、こちらは高いスキャナー性能を搭載している点が特徴のひとつです。
ここでは、「Nano-Observer(ナノオブザーバー)」の特徴やスペックなどを紹介していきますので、導入を検討する際にはぜひ参考にしてください。
AFM Nano-Observerは数多くの測定モードと環境制御に優れている点が特徴の高性能原子間力顕微鏡です。製造しているCSInstrumentsはフランスの企業であることから、株式会社日本レーザーが代理店として取り扱っています。
「使いやすさ」を追求した汎用機であり、原子間力顕微鏡にあまり慣れていない人も使いこなしてデータの取得が可能です。さらに、同機器に搭載されているスキャナー一体型のAFMヘッドは、コンパクトで高分解能。スキャナーはフレクチャーステージによるフラットスキャンを採用しており、XYZ軸のクロストークなどによる湾曲効果はありません。低ノイズ・コントローラーと組み合わせることで、高分解能スキャンの実現につなげています。
さらに、付属のカラービデオカメラを使用することにより、トップ・サイドビュー観察を行うことも可能。トップビュー観察は測定位置探しに、サイドビュー観察はチップサンプルアプローチに使用することができます。カメラに装備された照明にてコントラストの強化も行えます。
また、AFM Nano-Observerはシンプルなインターフェースを搭載しています。例えばAFMモードはワンクリックで選択が可能、コントローラーをオートで検出する、プレ設定が用意されたソフトウェア(主要パラメーターはオート入力機能を用意)など、使いやすさに配慮したさまざまな機能が用意されています。
このほか、当サイトでは製品開発や基礎研究、品質管理のための「原子間力顕微鏡(AFM)3選」を紹介しています。以下のリンクもご参考ください。
当サイトでは、原子間力顕微鏡(AFM)と、そのほか研究現場で主流となる顕微鏡の特徴を比較・紹介しています。製品開発や品質管理のルーティンワークに、どの装置が適しているかを知るための参考に、ご一読ください。
フランスに拠点を置いているCSInstrumentsは、原子間力顕微鏡に加えてその周辺オプションの製造を手がけているメーカーです。同社が手がけた製品は、ナノサイエンス分野や材料科学分野、半導体分野、バイオマテリアル分野、太陽電池分野など、非常に幅広い分野で活用されています(フランスの企業であることから、CSInstrumentsの製品を購入する場合には日本の代理店を経由する必要があります)。
同社は、もともと原子間力顕微鏡の分野において20年以上の経験を持つエキスパートのチームによって設立された企業です。そこにメカニクスやエレクトロニクス、データ処理の専門家が参加することによって、ナノサイエンス分野からの要求に応えられる革新的・費用対効果の高い原子間力顕微鏡を提供しています。また、同社は大学などとの協力を通じて、ユニークな技術の製品化を行っています。
本社所在地 | 2 Rue de la Terre de Feu 91940 Les Ulis France |
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電話番号 | +33 (0)1 64 53 36 30 |
公式URL | https://www.csinstruments.eu/ |
国際的に認知され、世界中の研究施設や企業で広く使用されている原子間力顕微鏡(AFM)は、高品質で信頼性が高い証明となります。
そのため、海外拠点を多数持ち、手厚いメンテナンスやサポート体制をもつメーカーを選ぶことは重要です。
ここでは海外拠点が多く、公式HPにサービスやサポートについて記載されているメーカーの原子間力顕微鏡(AFM)をセレクト。次の3製品を、導入のご参考にチェックしてみてください。
【選定基準】
2023年10月20日時点、Google検索で「原子間力顕微鏡 メーカー」で検索結果100位までに表示された会社と、「AFM メーカー」で検索結果100位までに表示された会社、合計22社を調査。その中から、原子間力顕微鏡(AFM)の取り扱いがあり、サービスやサポートについて公式HPに明記しており、海外拠点数が多い大手グローバル企業3社をピックアップ。