原子間力顕微鏡(AFM)の導入ガイド|PicoAFM » 原子間力顕微鏡(AFM)を扱う会社一覧 » ヤマト科学株式会社

ヤマト科学株式会社

ヤマト科学株式会社が手掛けている原子間力顕微鏡は、高速、高感度、高精度測定で原子スケールやナノスケールで測定・可視化することができるものです。ここでは、同社の顕微鏡の特徴について詳しくまとめました。ぜひ参考にしてください。

ヤマト科学株式会社の主な原子間力顕微鏡(AFM)

ヤマト科学株式会社では2種類の原子間力顕微鏡を取り扱っています。高速、高感度、高精度測定を実現した「Cypher L+」と、高い機能拡張性を有する研究用の「MFP-3D シリーズ」です。いずれの原子間力顕微鏡とも、使いやすさを大前提に、それぞれの目的に応じた特徴を持っています。それぞれの原子間力顕微鏡について、より詳しい特徴を紹介します。

Cypher L+

10Hzのスキャンレート、blueDriveタッピングAFMによる測定を実現したモデルです。Closed Loopと呼ばれる誤差を極限まで小さくするための低ノイズセンサを標準装備しており、オプションにて電気測定、表面電位、液中測定や上位機種へのアップグレードも可能です。特筆すべきはblueDriveと呼ばれる独自の新技術です。バイメタル効果と温度勾配によってカンチレバーだけを励振させる方法で、サンプルとの相互作用力によって様々な環境においても安定・一定に保つことで高速スキャンを実現します。

また、試料の電位差を観察する表面電位顕微鏡(KPFM)や専用のカンチレバーホルダ(ORCAホルダ)で測定を行うことで電流測定や任意点のIVカーブ測定が可能なコンダクティブAFMなど、さまざまな機能が搭載されています。

Cypher L+の対応スペック

参照元:ヤマト科学株式会社公式HP (https://www.yamato-net.co.jp/product/detail/12104/)

このほか、当サイトでは製品開発や基礎研究、品質管理のための「原子間力顕微鏡(AFM)3選」を紹介しています。以下のリンクもご参考ください。

原子間力顕微鏡(AFM)
<3選>紹介ページをひらく

MFP-3D シリーズ

走査型プローブ顕微鏡の高分解能タイプで物質を原子スケールやナノスケールで測定・可視化が可能で、分子・細胞生物学、ボトムアップアセンブリ、2次元材料などの基礎研究だけではなく、マイクロエレクトロニクス、プラスチックやゴム、さらにはエネルギー貯蔵・発電デバイスなど幅広い分野での研究開発にも利用可能なツールとなっています。直径最大80mmの大型サンプル向けで、原子分解能から広域120μmまで幅広いサイズのスキャンを可能とするシングルスキャナーを搭載しています。

操作モード・アクセサリを幅広く用意されており、干渉を除去する設計を採用したことで低ノイズなフォース測定も実現しています。直径最大80mm・厚さ最大10mm、さらにオプションで厚さ最大27mmのサンプルまで取り付けが可能。加熱または冷却-30から120°まで制御可能です。

MFP-3D シリーズの対応スペック

参照元:ヤマト科学株式会社公式HP (https://www.yamato-net.co.jp/product/detail/11531/)

当サイトでは、原子間力顕微鏡(AFM)と、そのほか研究現場で主流となる顕微鏡の特徴を比較・紹介しています。製品開発や品質管理のルーティンワークに、どの装置が適しているかを知るための参考に、ご一読ください。

原子間力顕微鏡(AFM)と
既存の顕微鏡の比較をみる

ヤマト科学株式会社の特徴

明治22年創業のヤマト科学株式会社は、創業以来「挑戦と革新」、「誠実と信頼」、「公正と信用」、「忠恕と感謝」の4つの社是を掲げ、商品・サービスにて科学・技術の未来に貢献しています。原子間力顕微鏡だけではなく、様々な機器や試薬・感染症対策・消耗品を手掛けているメーカーで、近年はSDGsへの取り組みに力を入れるなど、常に社会情勢を踏まえた活動を行っています。

研究・開発・生産を一元化した工場、理想を具体化するための開発センター、先端技術を研究するための開発センター、全長150メートルのセル生産方式によるフレキシブルなライン構成の工場棟など、充実した設備を誇ります。

参照元:ヤマト科学株式会社公式HP(https://www.yamato-net.co.jp/company/maker/

ヤマト科学株式会社の会社情報

本社所在地 東京都中央区晴海1-8-11 晴海トリトンスクエア Y棟36階
電話番号 03-5548-7101
公式URL https://www.yamato-net.co.jp/

サポートがしっかり受けられる
「原子間力顕微鏡(AFM)」3選

国際的に認知され、世界中の研究施設や企業で広く使用されている原子間力顕微鏡(AFM)は、高品質で信頼性が高い証明となります。 そのため、海外拠点を多数持ち、手厚いメンテナンスやサポート体制をもつメーカーを選ぶことは重要です。
ここでは海外拠点が多く、公式HPにサービスやサポートについて記載されているメーカーの原子間力顕微鏡(AFM)をセレクト。次の3製品を、導入のご参考にチェックしてみてください。

DriveAFM
(⽇本カンタム‧デザイン)
DriveAFM
画像引用元:日本カンタム・デザイン公式HP(https://www.qd-japan.com/products/driveafm/)
XYスキャン範囲|100µm×100µm
Zスキャン範囲|20µm
Zノイズレベル|30pm(0.03nm)
コントローラー性能(DAC)|28bit
  • 低ノイズ/低コヒーレントのSLD光源
  • ダイレクトドライブピエゾアクチュエータ(DPA)を採用
  • Wiley Analytical Science Award 2023 を受賞

「DriveAFM」の詳細と
性能を公式HPでみる

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Park NX20
(パークシステムズ)
Park NX20
画像引用元:パークシステムズ公式HP(https://www.parksystems.com/jp/products/research-afm/large-sample-afm)
XYスキャン範囲|100µm×100µm
Zスキャン範囲|15µm
Zノイズレベル|30pm(0.03nm)
コントローラー性能(DAC)|20bit
  • 3D構造における側面傾斜角度の正確な測定
  • 高分解能電気計測モードを搭載
  • 低ノイズZ検出器による正確なAFMトポグラフィー

「Park NX20」の詳細と
性能を公式HPでみる

Dimension XR
(ブルカー)
Dimension XR
画像引用元:ブルカー公式HP(https://www.bruker-nano.jp/20200312154845)
XYスキャン範囲|90µm×90µm
Zスキャン範囲|10µm
Zノイズレベル|30pm(0.03nm)
コントローラー性能(DAC)|-
  • 独自のScanAsyst® 自動画像最適化技術を搭載
  • 材料・活性ナノスケールシステムの定量化が従来より簡単
  • 低ドリフトと低ノイズを提供

「Dimension XR」の詳細と
性能を公式HPでみる

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【選定基準】
2023年10月20日時点、Google検索で「原子間力顕微鏡 メーカー」で検索結果100位までに表示された会社と、「AFM メーカー」で検索結果100位までに表示された会社、合計22社を調査。その中から、原子間力顕微鏡(AFM)の取り扱いがあり、サービスやサポートについて公式HPに明記しており、海外拠点数が多い大手グローバル企業3社をピックアップ。

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