日本カンタム・デザインは、スムーズに研究や観察を進めるための機能を重視した原子間力顕微鏡を取り揃えています。ここでは、半導体分野などで活用されている同社が提供するAFMの特徴について、ポイントをまとめています。
日本カンタム・デザインが手掛ける原子間力顕微鏡の魅力は、シンプルな操作性と様々なサンプルが測定できるユニークな汎用性です。大気中/液中それぞれの測定にも対応したAFMはもちろん、半導体など生産性の高い研究や観察を叶える操作性の向上にも尽力しています。
従来のAFMでは、測定準備に比較的時間を要してしまうのが課題でしたが、日本カンタム・デザインでは「CoreAFM」をはじめ、カンチレバーの交換やサンプルの位置合わせを簡単に行える機能を内蔵したAFMを提供し、研究室における課題を解決しています。
全9ラインナップ中、次に主なAFMとして紹介する2製品を参考に、目的に合ったAFMを選んでください。
汎用性の高さとシンプルな操作性を両立させるための機能を凝縮した、多機能コンパクト型。フレクシャスキャナとXYZサンプルステージ、カメラ、アクティブ防振が一体化し、低ノイズのヘッドスキャナにより、高い分解能を実現しています。
ヘッドユニット上部には、「トップビュー」と「サイドビュー」2つの光学系カメラを内蔵。それぞれを切り替えることで、位置合わせも簡便になり、準備時間を短縮しながら観察できる点もポイントです。また、サンプルステージを交換するだけで、温度調整、電気化学測定、CAFM、加熱などの測定も可能とする拡張性の高さも特長の一つです。
参照元:日本カンタム・デザイン公式HP (https://www.qd-japan.com/products/coreafm/)
このほか、当サイトでは製品開発や基礎研究、品質管理のための「原子間力顕微鏡(AFM)3選」を紹介しています。以下のリンクもご参考ください。
様々な測定に対応できる、柔軟性の高い顕微鏡です。サンプルに合わせてステージを変えられ、オプションによっては厚めのサンプルも測定可能。大規模サンプルや複数サンプルといった複雑な測定には、ANAアドオンをおすすめしています。
さらに、カメラを使ってシステムが自動で測定を実施するため、サンプル観察もストレスフリー。大気中のほか、液中測定も可能で、多様な測定モードでの観察を実現しています。カンチレバーの交換も簡単で、効率良く研究準備を行える設計やサンプルの適応範囲においても、まさに製品名の通り“Flex(柔軟に対応可能)”なAFMです。
当サイトでは、原子間力顕微鏡(AFM)と、そのほか研究現場で主流となる顕微鏡の特徴を比較・紹介しています。製品開発や品質管理のルーティンワークに、どの装置が適しているかを知るための参考に、ご一読ください。
日本カンタム・デザインは、米国外資系メーカーである「カンタム・デザイン社」の日本法人として設立された会社です。ハイテク技術商社としての一面もあり、世界中から輸入した研究用各種装置の販売を行っています。バイオテクノロジーやナノテクノロジーといった幅広い分野において、研究開発に必要不可欠な低温物性装置をはじめとした理化学機器を提供。卓越した専門知識と技術力で、研究や産業分野で生じる問題解決と成功をサポートしています。
また、2022年には、同社のハイエンドモデルAFM「DriveAFM」は、ヨーロッパの権威ある協会から「Wiley Analytical Science Award 2023」 を受賞*。民間・大学・行政機関の研究者から信頼されるビジネスパートナーとして、ソリューションビジネスを展開しているグローバルカンパニーです。
参照元:Wiley Analytical Science公式HP (https://analyticalscience.wiley.com/do/10.1002/was.000700103)
本社所在地 | 東京都豊島区高松1-11-16 西池袋フジタビル2F |
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電話番号 | 03-5964-6620 |
公式URL | https://www.qd-japan.com/ |
国際的に認知され、世界中の研究施設や企業で広く使用されている原子間力顕微鏡(AFM)は、高品質で信頼性が高い証明となります。
そのため、海外拠点を多数持ち、手厚いメンテナンスやサポート体制をもつメーカーを選ぶことは重要です。
ここでは海外拠点が多く、公式HPにサービスやサポートについて記載されているメーカーの原子間力顕微鏡(AFM)をセレクト。次の3製品を、導入のご参考にチェックしてみてください。
【選定基準】
2023年10月20日時点、Google検索で「原子間力顕微鏡 メーカー」で検索結果100位までに表示された会社と、「AFM メーカー」で検索結果100位までに表示された会社、合計22社を調査。その中から、原子間力顕微鏡(AFM)の取り扱いがあり、サービスやサポートについて公式HPに明記しており、海外拠点数が多い大手グローバル企業3社をピックアップ。