島津製作所

島津製作所が手掛けている原子間力顕微鏡は、低ノイズ・高分解能。鮮明で、安定した測定データが入手できます。ここでは、同社の顕微鏡の特徴について詳しくまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

島津製作所の主な原子間力顕微鏡(AFM)

島津製作所の原子間力顕微鏡は、機能性と操作性の両方に優れ、初めてAFMに触れる人でも安心して使えるよう設計されています。ヘッドやカンチレバーの交換も簡単で、ストレスのない研究環境を提供。作業にかかる時間もトータルで短縮できるため、スムーズに研究が進められます。もちろん分解能も高く、鮮明で安定した測定データの入手が可能。

ここでは、同社が手掛ける2つの製品を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

SPM-Nanoa

低ノイズ・高分解能、自動監察機能を搭載した走査型プローブ顕微鏡です。性能と操作性を兼ね備えているので、AFMを使い慣れていない新人研究員でも容易に操作が可能。カンチレバーの交換も簡単で、従来の製品では難しかった光軸調整や画像処理をすべて自動化しているため、安定した画像データを取得でき、ストレスフリーな観察ができるでしょう。

また、最大8K画素というイメージングを実現して、広域観察の際でも微細構造を観察できます。2021年にはグッドデザイン賞を受賞*しています。

「SPM-Nanoa」の対応スペック

• 分解能：XY方向 0.2nm、Z方向 0.01nm
• サンプル試料最大形状：50mm×8mm

参照元：島津製作所公式HP (https://www.an.shimadzu.co.jp/products/surface-analysis/high-resolution-scanning-probe-microscope/spm-nanoa/spec.html)
*参照元：GOOD DESIGN AWARD公式HP(https://www.g-mark.org/award/describe/52081)

このほか、当サイトでは製品開発や基礎研究、品質管理のための「原子間力顕微鏡（AFM）3選」を紹介しています。以下のリンクもご参考ください。

原子間力顕微鏡(AFM）
＜3選＞紹介ページをひらく

SPM-9700HT

観察時間を大幅にカットできるスキャナが搭載されている顕微鏡です。新たに開発されたHTスキャナによって、従来の製品よりも速く、サンプルの表面形状の観察ができるようになりました。ヘッドやカンチレバー、試料の交換も簡単に行え、レーザーの調整も不要なため、分析時間の短縮が期待できます。

コンタクトモードやダイナミックモードなど、豊富な測定モードでサンプル観察ができるほか、回転やズーム、Z軸倍率変更がマウス一つで自由自在。サンプルの見たい角度や倍率を調節することで、生産性の高い作業が望めるでしょう。

「SPM-9700HT」の対応スペック

• 分解能…XY方向 0.2nm、Z方向 0.01nm
• 試料最大形状…24mm×8mm

参照元：島津製作所公式HP (https://www.an.shimadzu.co.jp/products/surface-analysis/high-resolution-scanning-probe-microscope/spm-9700ht/spec.html)

当サイトでは、原子間力顕微鏡(AFM)と、そのほか研究現場で主流となる顕微鏡の特徴を比較・紹介しています。製品開発や品質管理のルーティンワークに、どの装置が適しているかを知るための参考に、ご一読ください。

原子間力顕微鏡(AFM)と
既存の顕微鏡の比較をみる

島津製作所の特徴

島津製作所は、1875年創業。「科学技術で社会に貢献する」をモットーに掲げている、歴史の長い会社です。「人の健康」「安心・安全な社会」「産業の発展」を目的として、計測機器・医用機器・航空機器・産業機器、4つの事業をグローバルに展開。具体的には、ガスクロマトグラフなどの分析計測機器、血管撮影システムやX線TVシステムなどの医用画像診断機器、ターボ分子ポンプなどの産業機械などを手掛けています。その他、航空機に必要不可欠な搭載システムといった航空機器や、無線通信装置などの海洋機器も製作しています。

島津製作所が提供している製品は多くの産業分野で採用されており、産業の発展と利便性の向上に貢献しています。

参照元：島津製作所公式HP (https://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/profile.html)

株式会社島津製作所の会社情報