アローズエンジニアリング

アローズエンジニアリングが提供している原子間力顕微鏡は、スムーズに準備ができ、研究にかける時間の大幅カットを実現している商品です。ここでは、同社の原子間力顕微鏡の特徴や魅力について分かりやすくまとめてみました。

アローズエンジニアリングの主な原子間力顕微鏡(AFM)

アローズエンジニアリングが提供している原子間力顕微鏡の魅力は、まず走査ヘッドやプローブの交換が簡単であること。検査準備に時間をかけずに済むため、AFMを使い慣れていない初心者にとってうれしい要素です。簡単走査で、サンプルをナノレベルで鮮明に観察できる点はポイントと言えるでしょう。

ここでは、同社が提供する2つの製品にスポットを当ててみました。ぜひ参考にして、目的に応じた顕微鏡を選んでください。

ハンディAFM

奥行きと幅がともに15㎝と小型のAFM。場所を取らない点が魅力で、操作はノートパソコンで行います。研究対象によって、スタティックフォースモードやダイナミックフォースモードなど、最適なモードが選べる点もポイント。重要な役割を果たす走査ヘッドは、高分解能型と広域走査型の2種類があります。それぞれ分解能やノイズレベルが異なるので、目的に応じて選ぶとよいでしょう。走査ヘッドの交換も簡単です。

また、プローブの交換も数秒で行え、交換後の調整も必要ありません。AFM初心者であってもスムーズな操作が可能で、短時間で観察できる点が魅力だと言えるでしょう。なお、オプションで、小型の自動ステージと組み合わせての観察もできます。

「ハンディAFM」の対応スペック

• 高分解能型：Z方向分解能 0.027nm 、XY方向分解能 0.15nm、Zノイズレベル 0.04nm
• 広域走査型：Z方向分解能 0.34nm、XY方向分解能 1.7nm、Zノイズレベル 0.3nm

参照元：アローズエンジニアリング公式HP (https://arrowseng.com/publics/index/122/)

このほか、当サイトでは製品開発や基礎研究、品質管理のための「原子間力顕微鏡(AFM)3選」を紹介しています。以下のリンクもご参考ください。

原子間力顕微鏡(AFM）
＜3選＞紹介ページをひらく

オープンAMF NS-100

簡単な操作で3次元の測定ができるAFMです。オプションのAFMスキャナーキットと組み合わせ、Ｘ方向500㎛、Ｙ方向500㎛、Ｚ方向120㎛までの範囲で測定が可能。測定ヘッドは広範囲タイプと高精度タイプの2種類があり、交換も簡単です。

目的に合わせてヘッドを選択できます。 難しそうなプローブの交換も、クイックリリースメカニズムにより数秒で可能。交換後の調整も全自動で、ユーザーが調整する必要はありません。測定したい座標の入力、またはMAP表示の指定によって自動で測定ができます。

大きな特徴と言えるのが、サンプルの上方・側面からリアルタイムで観察できること。２方向からの小型カメラが本体に内蔵されており、測定時のオートスケールも標準仕様です。測定が簡単なうえ、測定時間も何と1秒程度。プローブやヘッドの交換も簡単で、サンプル測定もスムーズに行える製品です。

「オープンAMF NS-100」の対応スペック

• 高分解能型：Z方向分解能 0.026nm、XY方向分解能 0.15nm、Zノイズレベル 0.04nm
• 広域走査型：Z方向分解能 0.34nm、XY方向分解能 1.7nm、Zノイズレベル 0.3nm

参照元：アローズエンジニアリング公式HP (https://arrowseng.com/publics/index/123/)

当サイトでは、原子間力顕微鏡(AFM)と、そのほか研究現場で主流となる顕微鏡の特徴を比較・紹介しています。製品開発や品質管理のルーティンワークに、どの装置が適しているかを知るための参考に、ご一読ください。

原子間力顕微鏡(AFM)と
既存の顕微鏡の比較をみる

アローズエンジニアリングの特徴

1986年に創設されたアローズエンジニアリングは、半導体装置周辺機器や金属機械加工・特殊樹脂加工の設計制作・改造・修理・販売などを行っている会社です。原子間力顕微鏡(AFM)のほかには、半導体製造装置や液晶パネル製造装置の設計製造、瞬時電圧低下保護装置(VSP)の製造などに尽力し、クライアントの課題から解決へと導く提案を行っています。

海外メーカーも次々と進出している半導体業界。アローズエンジニアリングは、独自の技術力やサービス力を成長させ、国際競争力の向上を目的とした事業展開も視野に、日本の研究現場を支えています。

参照元：アローズエンジニアリング公式HP (https://arrowseng.com/publics/index/2/)

アローズエンジニアリングの会社情報